古い願書のおはなし
出願時に紙の願書を提出する。
WEB出願が主流になりましたが、昔はそれが当たり前だったんですよね。
先日実家に寄った際、母が『戸棚を整理していた時に出てきたのよー』と見せてくれたのが、ノハナ母の中学受験の時の願書のコピーやら振込の領収書やら、受験にまつわる書類一式。入学金、前期の授業料、寄付金の領収書などもあり、それが30年近く昔にもかかわらず高い。ノハナ母の感覚では今の東京の女子校の相場と全然変わりません。(母校の今の入学金などは調べていませんが。)
中学受験生の親となった今では、こういう赤裸々な書類たちのリアリティさにぐっときますね。来春、ノハナがどこかの私立生になれたとしたら、こういうお金がばんばん出ていくのだなーと。
それから、当時の願書(のコピー)をじっくり見たわけです。
そこにはクセのある父の筆跡が。昔の願書なので今よりだいぶヘビーなのかな。長所・短所、志望動機、それぞれの欄がそこそこ広めで、かなり練って記入したんだろうなという内容です。父も母も受験はどちらでも・・・というスタンスだったのに、よくやってくれた、と私が言うのもなんですが、だいぶ骨の折れる作業ではあったはずです。
特に志望動機は、どんな学校にも当てはまりそうな感じながら、熱意も伝わる良い内容。今の自分と同じ年くらいの父が書いてくれた文章は文句のつけどころがなく、そのまんま、ノハナの願書に書いてもいいかな・・・。
(^▽^;) ダメか。
数十年の時を経て発掘された願書。両親に改めて感謝するとともに、今度はそれを自分がわが子にする番だ、と気が引き締まったのでした。